【社長ブログ】ロンドンマラソン、走ってきました!
4月27日、世界六大マラソンのひとつ「ロンドンマラソン」を走ってきました。
最近では「6メジャーズ」と呼ばれ、海外を走るランナーにとって大きな目標になっています。
その6つとは、ボストン、ニューヨーク、シカゴ、ベルリン、東京、そしてロンドンです。
人間って、目標があると行動しやすいものですよね。
特に私たち日本人は、「日本百名山」や「百名店」「四国八十八箇所巡り」など、“コンプリート文化”が根づいているように思います。
私自身、2016年に東京マラソンを走って以来、この「6メジャー」の存在を知りました。
シカゴ(2016年)、ベルリン(2017年)、ボストン(2018年)と順調に走ってきましたが、コロナ禍の影響で少しブランクが空き、2022年にニューヨーク、そして今回のロンドンで、ついに6大会を完走する「6スター・フィニッシャー」になることができました!
この6つを走りきると、専用のメダルがもらえるのですが、それを首にかけてロンドンの街を歩いていると、
知らないランナーから “CONGRATULATIONS!!” と祝福されるんです。ちょっと照れくさいけれど、やっぱりうれしいですね。
ちなみに、ロンドンマラソンは最も倍率が高い大会とも言われています。
参加者は5万人ですが、応募者数はなんと80万人以上!
これまでは「海外ランナー枠」で比較的優遇されていたのですが、今回は抽選に漏れてしまい、仕方なく旅行会社のマラソンツアーでの参加となりました。
ツアー代金は高額でしたが、「走れるうちに走っておきたい」「今後シドニーが7大会目として追加されるかもしれない」との情報もあり、
「今しかない!」と清水の舞台から飛び降りる気持ちで申し込みました(笑)。




レース当日
4月27日(日)、ロンドンにしては珍しく気温20度超え。
さらに時差ボケも残っており、35kmあたりからは歩いてしまいました。
国内では今年3レースを走り、粘りの走りができていたので、今回も!と意気込んでいたのですが、
今回は「完走」が最大のミッション。無理をせず、4時間2分でゴールしました。


6大会それぞれの思い出
6つのレース、それぞれに思い出があります。
- ニューヨークは、レース1か月前に胆のう摘出手術を受けたばかりで、よれよれのゴール。
- ボストンは、川内優輝選手が優勝した「歴史的な悪天候」の大会。それでも走り切りました。
完走メダルを見ながら、それぞれのレースの記憶が蘇ってきました。
レース後のビールは、言うまでもなく最高でした!
すべての旅に付き添ってくれた妻にも心から感謝しています。
小旅行と詩
滞在は4泊の短期ツアーだったので観光の時間は限られていましたが、1日はオックスフォードへ足を延ばしました。
中世の香り漂う街並み、大学の起源が神学にあるという歴史を体感。
ハリー・ポッターのロケ地にもなったクライストチャーチ大学では、今も学生たちが数百年前と同じグレートホールで食事をしているとのこと。その歴史の重みに圧倒されました。



漢詩も詠んでみました:
牛津大学大堂
國教曾經斥異端
今吾可訪禱平安
大堂千載誇古色
驚看學生還用餐
(訳)
国教はかつて異端を排したが、
いま私は訪ねて、平和を祈ることができる。
大食堂は千年の歴史を誇り、
驚くことに、今なお学生がここで食事をしている。
まとめ
短いツアーでしたが、念願だった「6大会完走」という大きな目標を達成し、
イギリスの歴史や文化にも触れることができ、心から満足のいく旅となりました。
次はどこを走ろうかな?
日本酒文化を中国に広めている弊社のパートナー・華櫻貿易青島有限公司外口社長のブログはこちらからご覧ください!
