【社長ブログ】熊本城マラソン走りました

卵、畜肉の輸出などにちょっと追われ、プログの更新が遅れました。

2月16日(日)に熊本でフルマラソン「熊本城マラソン」を走りました。

自分のマラソンエントリーは、大体1月末に1つ(主に勝田マラソン)走り、次に3月に1つ、4月に1つという感じで、2月はあまり走らないのですが、今回は奥さんから「熊本に行きたい」とリクエストがあり、参加しました。

1万人を超える立派な大会で、なかなかの競争率のようでしたが、幸い、無事出走権を確保することができました。

当日は、主催者の方が日本一の応援を標榜するだけあって、沿道の途切れない声援は、うれしい限りでした。

ただ前日の夜、熊本在住の元の会社の同僚が薦めてくれたお魚とお酒のお店「藤本鮮魚店」さんの雰囲気がよく、他のお客様とも話がはずみ、当然 肴、お酒もおいし過ぎて、少しお酒を仕込みすぎました。

スタートラインに立った時は、ややお酒が残っている状態で、5キロでトイレに行きたくなるような自己管理の甘さを露呈してしまったコンディションでした。

とにかく歩かずに完走しようと、体をいたわりながら走りましたが、それでも最後の2-3キロは御城に向かう坂道が続き、きつかったです。なんとか走り切りました。

マラソンの前後で、阿蘇山、夏目漱石旧居、田原坂、熊本城、水前寺成趣園、高千穂等をまわり、自分の歴史的、文学的な好奇心を十分に満たすことができました。

どこも印象深い場所ですが、雨の中訪れた西南の役、最大の激戦地・田原坂が特に心に残りました。

自動車で行くのが、一番早そうですが、私は免許なし、奥さんも数年運転していないということで、レンタカーせずに、電車で行きました。

無人駅に降りて、2キロくらいでしょうか。田原坂西南戦争資料館を目指して雨の中二人でとぼとぼ歩きました。

人気もない山村で、西南の役当時とそんなに土地の風景も変わらないような気がしてきます。

雨は 降る降る 人馬は濡れる 越すに越されぬ 田原坂

民謡にある歌詞 そのままです。

命を的に戦った両軍の兵士の心中を察すると自然と頭が垂れてきます。

資料館そのものも観る価値十分ですが、雨の降る中、田原坂を上っただけで私としては、訪れた意義がありました。

漢詩を2つ詠みました。

田原坂古戰場

獨尋戰蹟雨陪來  独り戦跡を訪ねれば 雨 したがいて来る
任濕征衣立望台  征衣湿るに任せ 望台に立つ
肥後今知春信晚  肥後 今知る 春信の おそきを
山村眼下未花開  山村 眼下 未だ花開かず 

蕭蕭煙雨鎖山岡  蕭蕭 煙雨 山岡を鎖す
眼下西南古戰場  眼下 西南の古戦場
任濕征衣思往事  征衣 ぬれるに任せ 往事を思えば
無言唯有淚雙行  言なく 唯有る 涙双行

熊本はまた訪れたくなる魅力的な街でした。

日本酒文化を中国に広めている弊社のパートナー・華櫻貿易青島有限公司外口社長のブログはこちらからご覧ください!

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