【社長ブログ】白酒の話
お酒を扱っている同業者の方が中国の白酒の有名ブランドの日本での代理店をやっている関係で先日、新商品発表会に招待されました。
すごい盛会で中国大使館の方、在日中国の実業界の名士が集い、華やかな雰囲気の中でイベントが進んでいきました。
あらためて 在日中国人の商売にかけるパワー、熱意を感じました。
白酒が日本でどこまで売れるか?なんて、このパワーの前には、不毛な議論のような気がしてきます。(笑)
中国に行ったことがある方は、白酒と聞くと、宴会で倒れるまで飲まされた!という強烈な思い出が蘇るのではないでしょうか。アルコール度数が50度くらいある強烈な蒸留酒で、乾杯攻撃。(38度くらいは低い度数である低度酒、48度以上が高度酒と呼んでいたことをいま思い出しました。)最近ではワインなんて飲んだりして、優雅になりましたが、以前の宴会は商談よりハードで、戦いでした。
今回の白酒のブランドは山西省杏花汾酒集団有限責任公司が生産する汾酒、日本では茅台酒がずば抜けて有名ですが、中国では十大白酒の一つと言われているようです。
売上も中国で3-4位を争っているようで、2022年の数字をみると262億元(5000億円は軽く超えているわけですね)ということです。
この公司の名前を聞くだけで、悠久の歴史、文化を感じます。
清明
清明時節雨紛紛
路上行人欲断魂
借問酒家何処有
牧童遙指杏花村
唐の詩人で、日本人にも親しまれている杜牧の清明という詩に、杏花村が出てきます。この杏花村がどこかというのは、議論が分かれるということを以前 中国の友人から聞きましたが、まあそれはおいといて、中国文学に関心がある人は、この地名にロマンを感じます。
ましてや、その地名がついている公司の生産する汾酒。とにかくそのロマンだけで私はこの酒を宴会で選んでまいりました。
今回の新商品 正直 何が新しいのか、よくわかりませんでしたが、(ごめんなさい!!)
関係者の熱意は伝わってきました。
汾酒の日本での拡販を目指す中国の友人たちに負けないように、中国で私たちは日本酒の拡販を目指していくぞ!その決意を新たにした1日でした。
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