【社長ブログ】香港・マカオ旅行記

このブログでは仕事の話はなるべく避け、遊びや趣味の話ばかりを書いています。

すると取引先の方から「もう少し仕事の話も書いたら?」とご指摘をいただきました。確かにその通りなのですが、仕事に関しては情報管理が難しく、どうしても旅行記やお酒の話に偏りがちです。

閑話休題。先日、妻と娘と三人で香港・マカオを訪れました。
長い中国駐在生活は単身赴任で、家族とは学校の休みに合わせて四川や北京などを旅しましたが、三人そろって香港・マカオを訪れるのは今回が初めてです。

特に明確な目的はなく、「美味しいものを食べる」「マッサージで癒やされる」「パンダに会う」という三本柱を掲げて、3泊4日の旅を楽しみました。

私は2017年2月、香港マラソンに参加した際に妻と訪れて以来の香港でした。学生時代から香港が大好きで、社会人になっても暇を見つけては通っていたのですが、大陸返還以降は足が遠のいていました。広東語好きの私にとって、街で北京語が通じるようになったことが、少し残念だったのかもしれません。

若い頃は安宿でしたが、今回は少し贅沢をして、ビクトリア湾を望む「インターコンチネンタル・グランド・スタンフォード(海景嘉福洲際酒店)」に宿泊。


窓からの夜景があまりに美しく、街の中華をテイクアウトし、部屋でビールを飲みながら三人でホテルライフを満喫しました。

ただし物価はかなり高騰しています。おかゆやラーメン一杯が40~70香港ドル(約1,000円前後)、マッサージも1時間6,000円ほど。日本の方が安いくらいです。それでも「旅先の物価は旅先の感覚で楽しむもの」と割り切りました。

マカオは私にとっても久しぶり。世界遺産を散策し、無料の動物園でパンダを見物。

さらにジャッキー・チェンの代表作『プロジェクトA』のロケ地巡りを堪能し、ポルトガル料理で乾杯しました。
ジャッキー・チェンの映画は学生時代、私の広東語学習のバイブルでした。特に『プロジェクトA』は大好きで、今回の聖地巡りは娘と妻と共有でき、とても嬉しい経験でした。

滞在最終日は香港人の心のふるさと「海洋公園」へ。事前に数万円の特別プログラムを申し込み、パンダを至近距離で30分眺めるという特典を堪能しました。その後もパンダを心ゆくまで眺め、昼食は旺角の老舗「ロンドン酒楼」で飲茶。ワゴンのおばさん相手に広東語でやり取りし、冷や汗をかきながらも何とか乗り切りました。

最後の夕食は取引先の袁社長にご招待いただき、リゾート地としても有名な屯門の海鮮市場で、ご家族と広東料理を囲み、心温まる時間を過ごしました。

広東は、私にとって青春の憧れの街。広東語をまだ完全にはマスターできていないことに慙愧の思いもありますが、今回は家族と訪れることができ、本当に幸せな旅となりました。

結びに、この思いを漢詩に託しました。

香江聽粵

曾聞粵語在羊城
韻律含雅自耳傾
今訪香江如故里
懷聽叫賣帶人情

(用語)
羊城:広州。学生の頃、留学していました。
香江:香港の別名。
(意訳)
かつて広州で広東語を聞きかじった。
その音律は雅で、聴いていて心地よい。
今、香港を訪れればまるで故郷のよう。
街の売り子の声に人情を感じ、懐かしさが胸に満ちる。


日本酒文化を中国に広めている弊社のパートナー・華櫻貿易青島有限公司外口社長のブログはこちらからご覧ください!

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