【社長ブログ】清酒 ひやおろしの季節
ようやく残暑もおわりそうです。
秋になりますと各酒蔵さんが「ひやおろし」「秋あがり」などと称する、夏を越えて熟成された旨味がより強い酒を出荷するようになります。
食欲の秋の時期に日本酒がよりおいしくなるわけですね。
特に月見とのコンビネーション 月見酒は日本の伝統文化そのものです。
先週、商品を中国に輸出させていただいている福井の伊藤酒造さんが、東京銀座の福井県の物産品を扱うアンテナショップ・福井食の國291で、秋おろしのお酒を試飲販売するということなので行ってまいりました。
通りは、すごい人。さすがは華の銀座です。
山形、福井、広島と各アンテナショップが近くにありましたが、どれも盛況です。
アンテナショップは、故郷の味を求める方、旅する気分を味わう方、いろいろなニーズに対応していて本当に楽しいですからね。その人気も納得です。
店の中に入ると伊藤酒造さんの伊藤社長が、お店の中で自ら笑みを絶やさずにお客さんにお酒を注がれています。
酒は社長の明るくやさしいお人柄を体現したような、透き通りかつまろやかな味。ああ福井!いいなあ!としみじみ思う瞬間です。
作り手の気持ちが伝わってくる、本当にいいお酒でした。
ちょうど夜に中国の大事なお客様と会食があるので2本買い求めました。
そのうち大吟醸を1本飲んでいただき、好評でした。うまいものは国境を簡単に超えます。
先週、青島に向けて船積みした日本酒もこの勢いで売れて欲しいです。
福井のお酒に感動して漢詩を詠みました。
「蔵人」は日本語ですが、気分が出るので中国語に直さずそのまま詠みこみました。
蛇足ですが、漢詩の世界では、日本語をそのまま入れると「和臭(わしゅう)」と言って ダメだしされるのですが、ここは敢えて使ってみました。
在東京賞越前之酒
過夏芳樽產越前
開瓶香發即垂涎
喉嚨先識藏人技
爽口清涼喜酒仙
東京にて越前の酒を賞す。
夏を過ごす 芳樽 越前の産
瓶を開け香を発すれば すなわち垂涎
喉嚨まず識る 蔵人の技
爽口 清涼 酒仙を喜ばす
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